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2026 6.29

ハオルチアの沼にはまりませんか。~透き通った窓を持つ 宝石のような植物たち~

ハオルチアは、ツルボラン科・ハオルチア属に分類される多肉植物の総称です。 原産地は南アフリカで岩の上や寒暖差のある砂漠に自生しています。ハオルチアは、数えきれないほど種類があり、見た目のバリエーションも豊富な多肉植物です。中でも葉の先に透明な「窓」を持つ品種は、観賞価値が高く人気があり、マニアもいるほど。あなたもハオルチアの魅力を知って沼にはまってみるのはいかがでしょうか♪  

植物名
ハオルチア
学名
Haworthia
科目
ツルボラン科
属名
ハオルチア属
原産地
南アフリカ、ナミビア

ハオルチアには「軟葉系」と「硬葉系」の2種類がある

ハオルチアは、数えきれないほど種類があると申し上げましたが、大きくは葉に透明感があって柔らかい「軟葉系」と、葉が硬く尖った「硬葉系」の2つに分けられます。 軟葉系では「オブツーサ」、硬葉系では「十二の巻(じゅうにのまき)」といった品種が有名です。見た目はかなり違いますが、いずれも同じ方法で育てます。

ハオルチアは、密に重なった葉が放射状に展開する、ロゼット形に育つ春秋生育型の多肉植物で、多くは育っても15cm程度と手ごろなサイズで楽しめます。特に、「軟葉系」の種類の中には葉の先に「窓」と呼ばれる半透明な部分をもつものがあり、光の透過する美しさは他の植物には見られない特徴を持つので、マニアがいるほどの人気があります。  

「窓」をもつ軟葉系ハオルチア

軟葉系の多くの種類には、光を取り込むために「窓」と呼ばれる、淡白色に透けた部分を葉の先端に持ち、形も様々で光の通し具合や色合いなどもそれぞれ違いがあります。硬葉系よりも多肉質でぷっくりした印象を持ちます。

「窓」をもつハオルチアの中でも特に人気があるのはオブツーサ。光を通す「窓」をもつオブツーサはまるで宝石のような魅力を持ち、透き通った葉柄がステンドグラスのように美しく、その魅力に取り憑かれている愛好家も多くいます。
主な種類

▼ オブツーサ

「砂漠の宝石」とも呼ばれる、ハオルチア軟葉系の代表格。ぷっくりと丸い葉の先に、透明な「窓」を持ち、光に透かすとキラキラと輝く美しさから愛好家に人気があります。

▼ 京の華

明緑色で整ったロゼットになり、生育も早くて丈夫。低温時には葉の先がピンク色に紅葉してきれい。

▼ レツーサ

オブツーサは先端が丸いのに対して、レツーサは葉先がとがっており、平面部分が透明部分の窓になっています。葉の筋模様が特徴でスタイリッシュな印象が人気。

▼ 玉扇

ロゼット状に生えることが多いハオルチアの中では珍しく互生(左右に互い違いに葉っぱができること)です。葉がばっさりカットされたフォルムが特徴的。学名の「トルンカータ」も「ばっさりカットされた」「木の切り株」といった意味があります。愛好家の中では珍しい色・容姿により高値がつくこともあります。  

シャープなフォルムの硬葉系ハオルチア

硬葉系は、葉っぱが硬くアロエのようなシャープなフォルムでとてもスタイリッシュです。葉先は尖ったものが多く、「ノギ」と呼ばれ、放射状に広がり幾何学的に整った容姿です。 独特のフォルムとオブジェ感があり、お部屋のインテリアとして硬葉系も人気があります。希少な品種は、高額で取引されています。
主な種類

▼ 十二の巻

アロエのようなシャープな葉(ノギ)に、白い縞模様がスタイリッシュなフォルムでインテリアプランツとしても人気。育てていると子株が増えてボリュームはアップしますが、背は高くならず、コンパクトに管理できます。

▼ スパイダーホワイト

キレイな縞模様で葉に厚みがある姿が可愛らしい。名前の通りクモの巣を思わせるような模様です。

▼ 九輪塔

九輪塔のネーミングどおり、塔のように縦に伸びながら成長します。 丈夫でよく増えます。マットな質感の深緑の葉色で、市場にも多く出まわっています。  

ハオルチアの育て方

栽培のポイント

ハオルチアの美しい姿を維持するのに大事なポイントは光量管理といえます。強い光に当てすぎると赤く日焼けして、グリーンの透明感がなくなります。逆に光が不足すると、株が間延びして徒長してしまいます。 本来の自生地は乾燥した環境の木々や岩の割れ目の影で生息しているため、直射日光や蒸れた環境を嫌います。

ご家庭で管理する場合、一般的に最適といわれているところはカーテン越しの窓ぎわなどの風通しがよく明るい場所、です。 自分が育てている環境の中で、ハオルチアが徒長しないベストなポイントを見つけてください。 また、他の植物と同じように水や肥料を過剰に与えてしまうと、根が傷んで枯れてしまいます。水やりは一般的な多肉植物同様、控えめが基本です。

水を与える方法

1年を通して乾燥気味に育てます。鉢の内側まで土が乾いたくらいがタイミングです。葉っぱがしおれてきたら水不足のサインと思ってください。

最適温度

ハオルチアの栽培に適した気温は、15~20℃。砂漠地帯に自生しているので暑さには強いですが、真夏の35℃以上の酷暑が続くと株が弱ることがあるので注意です。また、冬は葉中に水分を多く含んでいる性質のため、株が凍らない程度に管理します。

水は控えたほうが耐寒性があがります。 日本で上手に育てるには、1年を通して明るい室内で管理するのがおすすめです。真夏の猛暑を除いた、春先から晩秋までは戸外で管理しても大丈夫です。

用土

砂漠の岩場に自生しているので、肥沃な用土は向きません。水はけのよい用土が向いています。一般的な「多肉植物用」の配合土を使用するのがおすすめです。

株分け

ハオルチアを増やすには株分けが比較的容易です。親株から発生した子株を堀り上げて、手でポロッと外れます。子株にはすでに根が生えており、外した後は土に植えるだけでOKです。

植え替え手順

ハオルチアに子株が増えて、育ってきたら植え替えと同時に株分けをしてあげましょう。植え替えの手順とポイントをご紹介します。

▼ 用意するもの
  • 植え替え用の鉢
  • ピンセット
  • 多肉植物用培養土
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • 割りばし
  • 小型のシャベル・スコップ
  • 新聞紙(新聞紙の上で作業すると後片付けが楽ちんです)
▼ 手順
ポイント:植え替えする鉢は水やりを控えて土を乾燥させておく
  1. 新しい鉢の底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷き、土を鉢の1/3ほどまで入れる
  2. 鉢からハオルチアを引き抜き、根についた土を手でやさしく揉んで落とす。
    ポイント:黒ずんでたり状態の悪い根は剪定ハサミでカット
  3. 鉢の中心にハオルチアを置き、縁から下2〜3cmのところまで土を入れる。
    ◎ ポイント:株周りの土を割りばしでつついて、隙間まで土をならす
  4. 鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをし、日陰で数日管理しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。 あなはた、「軟葉系」、「硬葉系」どちらのタイプがお好みですか? ハオルチアは約300種類以上もあるといわれていて、見た目もさまざま。でも育て方に大きな違いはありませんので、こちらを参考に自分のお気に入りのものを選んで、自分好みの個性的なインテリアを楽しんでみてくださいね。

多肉植物なので、水やりの回数も少なく、管理しやすいことも大きなメリットですね。 ぜひお気に入りのハオルチアを見つけて、沼にはまってみませんか♪