本文までスキップする

初心者でもできる!観葉植物の植替えステップガイド

観葉植物を育てていると、なんだか最近元気がないな…と思うことはありませんか?実はそのサイン、「植替えのタイミング」かもしれません。今回は初心者の方でも安心してできる植替えの手順と、必要な道具を分かりやすく解説します。

そもそも植替えとは?

植物が元気に育つために、古くなった土や手狭になった鉢を新しいものに変えて、環境を整えてあげる作業のことです。土の中の通気性や排水性をリセットする大切なケアです。

植替えが必要なサインは?

以下のようなサインが見られたら、植替えを検討しましょう。

  • 水やりのときに水が土に浸透しない(排水性の低下)
  • 鉢底から根が出ている(根詰まり)
  • 新芽がなかなか成長しない(栄養やスペース不足)
  • 鉢と植物のバランスが悪い(鉢が小さすぎる)
  • 好みの鉢に変えたい(インテリアとの相性を考えて)

植替えに適した時期はあるの?

植替えは植物の生育期に行うのが理想です。

  • 春:4~6月(新しい環境に馴染みやすい)
  • 秋:10~11月(夏の疲れをリフレッシュ)

※真夏や真冬は植物に負担がかかるため、避けましょう。

植替えに必要な準備物は?

以下を用意すると、スムーズに植替えができます。

  • 鉢底ネット:虫の侵入や土の流出を防ぐ
  • 軽石(鉢底石):排水性・通気性を確保
  • 室内用の用土:無機質配合で虫がつきにくくおすすめ
  • スコップ
  • 割りばしなどの細い棒:土の隙間を埋めるのに便利
  • グローブ(軍手)
  • 剪定バサミ:根を整えるときに使用
  • 必要に応じてマグァンプ(元肥)やメネデール(活力剤)
  • リポットシート(あれば)
    → 室内でも土がこぼれにくく、後片付けが簡単です。ない場合はベランダや玄関先など、汚れても大丈夫な場所で行いましょう。

鉢の大きさの選び方

現在使っているポットより 1~2号(約3〜6cm)大きいサイズ を選びましょう。大きすぎる鉢は根腐れの原因になることもあるので、少しずつサイズアップするのが基本です。

植替えをしてみよう!(手順)

① 新しい鉢に鉢底ネットを敷く

② 鉢底が隠れるくらいに軽石(鉢底石)を入れる
※入れすぎると根のスペースが減るので注意

③ 用土を軽く入れ、必要に応じて肥料を混ぜる

④ ポットから植物を優しく取り出し、根についた古い土を軽く落とす
※黒く変色した根や傷んだ根があれば、剪定バサミでカットします

⑤ 正面を決めて鉢に植物をセットし、用土を周囲に足していく
→割りばしなどで軽くつつきながら、隙間をしっかり埋めます。この時根っこを傷つけないようにしましょう。
★鉢の縁から2〜3cmほど下の位置までを目安に土を入れていただくと、水があふれにくく、植物にとっても適した環境が整います。鉢いっぱいまで土を詰めてしまうと、水やりの時に土が流れ出てしまう原因となるのでご注意ください。

 ⑥ たっぷりと水を与える(メネデールを加えるとより効果的)
→最初は茶色い水が出ますが、透明になるまでしっかり流しましょう

まとめ

観葉植物を育てるうえで、土・鉢・水・光などの環境を整えることはとても大切です。植替えは、その見直しとリフレッシュの絶好のタイミング。少し手間はかかりますが、その分だけ植物は応えてくれます。自分で植替えをすると、植物との距離がぐっと近づいたように感じられるもの。ぜひお気に入りの鉢とともに、植物との新しい暮らしを楽しんでみてくださいね。